本記事は以下の続きです。
不特定多数の人々が利用する特定防火対象物ですが、特定多数であったとしても避難が困難な人が利用する施設は特定防火対象物となります。
実際に例題を解いてみよう。
特定防火対象物に該当しないものは次のうちどれか。
(1) 幼稚園
(2) 老人ホーム
(3) 共同住宅
(4) 百貨店
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解説
不特定多数の人が訪れる建物から分けてみましょう。
(4)は不特定多数ですね。百貨店は様々な人々が利用します。
(1)、(2)、(3)は特定多数ですが、ここから避難が困難な人が多く滞在する施設を考えてみましょう。
まずは幼稚園はどうでしょうか。そもそも歩行が難しく、まだハイハイの幼児がいることも考えられます。避難が困難ですね。ですから幼稚園は特定防火対象物となります。
そして、老人ホームはどうでしょうか。車いすや杖などを必要とする方々が多いです。ですから老人ホームは特定防火対象物となります。
よって(3)が正解です。
なお共同住宅はいわゆるマンションやアパートのことですね。