オライリー・ジャパンより2022年12月23日に販売された「自分だけのボードゲームを作ろう」を購入しました。

 せっかくなので読書メモを書きます。

ゲームは何でできているか?


コンポーネント

コンポーネントの種類

・ダイス
・カード
・ゲームピース
・ボード
・タイル
・通貨
・資源
・ツール
・タイマー
・トークン
・プロップ

ルール

具体型

 「ターンの最初にカードを1枚引いてください」

 このルールはターンが回ってきたら最初にカードを1枚引くと明確に指示をしている。この行動が発生する状況は1つしかなく、別の解釈の余地はない。

 指示通りのゲームプレイができるため、ルールによる混乱が少ない。しかしゲームから単調な印象を受ける場合がある。

柔軟型

 「何らかの理由でゲームピースが動いたとき、その持ち主はカードを1枚引く」

 このルールはどんな理由でもゲームピースが動いたときはカードを1枚引くことができる。ゲームピースが動ける条件を細かく指定してしないことから、単にダイスを振ってゲームピースを動かした際や、カードを出してゲームピースを違う位置に移動させる等、様々な場合が考えられる。

 柔軟型ルールではゲームプレイに新鮮さを与え、何度でも遊びたくなるような価値を生む。しかしルールが難しくなり、初心者はルールの理解に時間がかかるといったデメリットもある。

ゲームプレイ

選択型

 「カードを1枚引いて手持ちに加えてください。そこから1枚、好きなカードを使用することができます」

 自分のターンに使うカードを自分で決められるため、プレイヤーは自分の判断で動いている感覚を強く持つことができる。しかし多くの選択肢を与えてしまうと判断に迷いストレスになる場合がある。絶妙なバランス感覚が重要。

運型

 「カードを1枚引き、その場でカードを使用してください」

 今引いたカードを使うように強制しているため、ルールがわかりやすくなり、経験者と初心者も同等に張り合えるようになる。
 運に頼りすぎてしまう場合は、ゲームのスキルを磨くことが難しく、退屈さやイライラを招く恐れがある。